祭神 日本武尊(倭建命)
祭日 五月三日、九月二十三日
日本武尊は第十二代景行天皇の第二皇子として生まれ性勇猛果敢 父天皇に命ぜられ東方十二ヶ国の荒ぶる神たち従わざる者たちを討たんとして相模の国に至り国造にだまされて野原に入り火をかけられ焼打ちにあわれ給うが火打石草薙劔により逆火をつけ給い辛うじて難を逃れ給う(火焼、やけどの神)
昔 神功皇后高祖より御坂(三坂)を経て雷山に登り給い層々岐岳(そそぎだけ)にて天神地祇を祀り戦勝を祈り給う後山をさがり(嵯峨里)給い此所に宿陣し給う夜夢枕に日本武尊がたたれ賊徒討伐の法を教えられたという
雉子の鳴く声を琴の音に聞きて目ざめられ帰還の後日本武尊を祀り雉琴神社と崇め奉り此所を雉琴と名付けられた
(古事記神社縁起に因る)